自己流でファスティングを行う人が結構多いし、実際にそれでダイエットに成功した人がいるから余計にややこしいんですよね。
今から自己流ファスティングをやろうと思っている人のために、私の体験でわかったことを紹介したいと思います。
背景:ファスティングがトレンド?いろんな人が始めてる
最近、、すごいファスティングが流行っている??
去年、友達に飲みに誘われたとき、ファスティング中で・・って話したら、私も先月やってたよ!と言われたし、行きつけの整骨院でも、ファスティングの張り紙とともに酵素ドリンクをたくさん並べていた・・。
いろんなダイエットが今まで展開されてきたけど、2023年のトレンドはファスティング・ダイエット?!
世界最強のファスティングの書籍の影響
知人に貸してもらった書籍で、「世界最強のファスティング」という本がすごく売れたらしいです。
上の画像は、タイトルを検索したらGoogle先生が教えてくれた結果です。
解説文に「ファスティングとは単なるダイエットではない。 ホルモンの働きを整えることで、 心と体をベストコンディションに作り上げること。 ファスティングの効果は、体重や ...」とあります。
ほほう・・!!と一見思ってしまいがちですが、「ん?」と思ったりしちゃいました。
だって、ファスティングとは・・ホルモンの働きを整えることで・・ベストコンディションを作る」って書いてあるけど、いきなりホルモンの働きにつながるわけじゃないはずと思いました。
この本を読んでみたら、他にも少し違うような印象になった個所があって、おそらく日本人には特に向いていない内容かもって思いました。
断食健康法は100年以上も前からあった
キリスト教やイスラム教、仏教では、古くから修行の一つとして断食が取り入れられていたけど、その過程で、健康で生きていくためには「断食」が効果的であるというのもちゃんと理解されていたんですよね。
昔の人たちで著名な人から受け継がれた言葉も紹介しますね。
ピタゴラス
ファスティングは健康維持と回復のためにとびぬけて適した方法である。
ヨハネス・クリュストモス
ファスティングは魂の食べ物である
沖ヨガの教え
腹八分で医者いらず。腹六分で老い忘れる。腹四分で神に近づく。
断食中の身体の仕組みを知らないで始めるファスティングは危険
流行りにのって、ただファスティングをやれば、ダイエットもできて、なんだか頭がスッキリするらしいし若返りもできるんだから、早くやるに越したことはない、って思ってしまいがちでしょうか?
準備をちゃんと行わないで始めるファスティングは、本当のファスティングの素晴らしい効果の2分の1も味わうことができません。
しかも、もう二度とファスティングなんてやらない、なんてかえって遠ざけてしまう結果にもなりかねないので、正しい知識を持たないで始めるファスティングはおすすめしたくありません。
自己流ファスティングのデメリットとは
たとえば、本を読んだからこれで、よし!と思って中途半端な知識で自己流ファスティングをやってしまうと、どんなリスクがあるのか?
代表的なデメリットとして5つのパターンについて説明しますね。
①水だけ断食
ファスティングとは断食のことで、ほぼ絶食のことです。
しかし、水しか飲まない断食は、精神修行のようなもので、苦行しかありません。
何もせずに息をしてただ生きるだけでもエネルギーは必要です。
エネルギーの元になる食べ物が全く入らないということは、身体の中でエネルギーを緊急的・応急的に作らないといけなくなります。
そこで、いろんなダメージが起こってしまいます。
もともと身体が健康な人、まだ若い人ならダメージもまあまあですが、それでもダメージはあります。
②ファスティング中の空腹感が半端ない
ファスティング中に酵素ドリンクや酵素系ジュースを飲んで行うプランが多いですが、そのドリンクに果糖が入ってしまっていると消化に時間もかかってしまうし、内臓機能に負担がかかってしまいます。
必要な栄養素が素早く吸収されるものでないと、酵素ドリンクを飲んでも空腹感は満たされず、我慢との闘いになってしまいがちです。
できるだけ、我慢をしないで過ごせるファスティングになると、あ、またやりたい、ってなりますよね♪
③ファスティング後にリバウンドしやすい
ファスティングしている最中や直後はマイナス◎キロ!って減量する人がほとんどです。
ちょっとぽっちゃり以上の人なら4~5キロくらい落とす人が多い気がします。
だけど、ファスティング終えて1カ月もするとリバウンドしてしまう人が多いんですよね。
そもそもファスティングのやり方を間違っていたり、ファスティング後の過ごし方の違いでその後の結果が大きく変わります。
せっかく痩せたのに、リバウンドするんじゃ、もう二度とやりたくないってなるの無理もないんで、、ほんと勿体ないから最初から中途半端なファスティングはやらないほうがいいと思います。
労力のムダ使いな気がします。
④最悪な場合は生命に危険がはらんでいる
普段から健康な人なら、自己流ファスティングでもなんとか生きていけるでしょう。
だけど、最近とても体力落ちてる人とか、少し前に手術をしたばかりとか、ホルモン系のお薬を飲んでいる人とか、血糖値や血圧のお薬を常用されている人とか・・なにか病気を持っている人などが自己流ダイエットをすると、本当に命取りになることさえあります。
「飢餓状態」って身体の中では緊急事態なんです。
いろんな細胞が総動員して、この危機をなんとか乗り越えようとします。そんな状態がどのくらい持ちこたえられるか、ってその人の身体によって全然違います。
持ちこたえられなくなったら、終わりなんです。
だから、気安く自己流ファスティングはやらないようにしてほしいです。
必ず、専門家に相談して行うファスティングを選んでほしいと思います。
⑤ファスティングの効果が半減してしまう
そう、自己流ファスティングをすすめない一番の理由がこれです。
ファスティングって、ダイエットにもいいし、免疫力をあげる効果も素晴らしく、すごくおススメなんだけど、結局、やせてもすぐにリバウンドしちゃったり、おなかすいた記憶が強すぎて、効果よりも負担のが大きくて二度とやりたくないってなる人が結構いるんですよね。
せっかくやるなら、ファスティング中も空腹感も辛くなく、ファスティング後もダイエット効果も続いて、いいことづくめの状態で体験してほしいなって思います。
正しいファスティングを行うとこんなメリットが!
やっぱり正しいファスティングを行えばですよ。
良い結果が全部ついてくる人が多いんですけど・・私は全部ついてきました!どういうメリットか?というと、
- 空腹なのが辛くない
- 身体が軽くなった(足取りが違いました)
- ファスティングをやめたくない
- 仕事の作業効率がよくなった
- 頭がめっちゃ冴える
私は、こういう↑状況になりました(毎回こうなってしまい・病みつきかも)
そして、もちろん大事なメリットがこっち↓
- 体重が減る
- 食べてないのにものすごいデトックス
- リバウンドしにくい
- ご飯が今までより美味しい
- 味覚に敏感になる
これだけのメリットだけでもすごいと思うんだけどね。
まだあるんだけど、それはちゃんと正しくやれば、の話になります。
①ファスティング効果で身体の有害物質が
食べていないのに、なぜデトックスできるの?って思うかもしれないけど、それは消化と代謝は同時に動かないからですね。
食事の回数が多い人や普段からたらふく食べていることが多いと、食べ物を消化する時間がながーーいので、代謝しきれず、また食べ物がはいってきてしまう。
断食中は消化する時間が短いので、たまっているものを代謝・排出へと向かわせてくれるわけです♪
②ファスティング中にケトン体が出て幸せ気分♪
ファスティングをしてからですが、ケトン体という物質がでてくるタイミングがあります。
このときに、脳からアルファ波がでて、とても気持ちがよくなります。
やる気がみなぎって空を見たりするだけで、美しさに感動したり、何気ないことに幸せを感じたりしてしまいます。
ぜひ、味わってほしいと思います♪
③食べていないのに気持ちがいい
何にも食べていないのに、空腹なのが辛くない、といった状態になりました。むしろ時間が余ったし、空腹なのに、身体が軽くて気持ちよくていろんなことができました。
自己流ファスティングや、ほかの中途半端なファスティング(決して値段安くなかったんですけどね・・)では、空腹感があって、その間一生懸命お茶を飲んで乗り越えたりして、やっぱ、辛くてご飯食べることばかり考えていました。
本当に目の前の机をかじりたくなりましたしw
私の体験:5年も間違ったファスティングで遠回りした
そう、実は2018年に私は今やっているファスティングに出会っていました。
当時糖質制限にはまっていた私は、糖質制限なんてバカげたことをやると健康を害する、なんて提唱していた内容のセミナーを聞いてから、その事務所の壁をたたいて話を聞きに行ってました。
それがきっかけで、糖質制限をそのとき、やめたんですけどね。
私の広告のお仕事
当時から私は、広告に関するお仕事をメインでやっていました。
特に美容関係の広告を扱うことが多くてマーケティングには詳しいほうでした。
その頃、酵素ドリンクがたくさん流行っていたんですね。
ダイエット向けの酵素ドリンクで、お嬢様酵素とか、野草酵素、ベ◎タ酵素・・などなどいっぱい試飲し、実際にいただくことも多く、かなりの種類を飲みましたので、効果について疑りぶかくなっていました。
そんなわけで、その頃の私はファスティングの効果はすごそうと思いながらも酵素ドリンクに拒否反応を示して避けていました。
もしかしたら、ちゃんとしたドリンクもあったかもしれませんが、すっかり、すべての酵素ドリンクを敵に回していました(反省)
酵素ドリンクの違いについて
酵素ドリンクはメーカーによってさまざまですが、原材料は野菜や野草がほとんどなので美味しくありません。
美味しくするためとファスティング中の必要な糖分のために、なにを糖分として入れているか?はとても大事です。
天然の甘味で黒糖やてんさいやはちみつなどならOKです。
ただ、果糖を入れているのNGです。
ファスティング中はなるべく身体に刺激を与えたり害を与えるものはとらないほうがいいので、せめて酵素ドリンクにはお金をちゃんとかけて、本当に身体の栄養となるものだけが入ったドリンクを選ぶのが重要です。
ファスティングの方法の違いについて
通販で酵素ドリンクは様々売っています。
だけどファスティングのやり方で詳しく調べても掲載されているネット情報もあまりないし、書籍も同様ですね。
間違った知識で進めると危険だからでしょう。専門家の教えの元に進めるのが失敗なく効果もちゃんと感じると思うので、おすすめします♪
私の失敗したファスティング体験
私は、酵素ドリンクを使って自宅でファスティングではなく、断食宿を選びました。
1週間近く宿に泊まりこんで1日3食飲み物だけ断食をしました。
毎回出される生ジュースだったり野菜スープだったりが美味しかったんですが、空腹との闘いで、4キロ減量できたのに、そのあと5キロ増量しました。
その後、スムージーダイエットもしました。自由が丘で冷凍スムージーを買ってきて、それを断食中に飲むやつです。
ずっとお腹すいていた記憶です。
そんなこんなで何種類かのファスティング体験をして、あまりうまくいかず、自己流ファスティングをして、2キロほど落ちました。
しかし、最終的に原点に戻り、2018年に出会っていた協会の門をたたき、酵素ドリンクを今度こそ飲んでファスティングの勉強も一から始めました。
そして現在に至ります。
まとめ
自己流ファスティングがダメ・・というわけではありませんが、私のように失敗から学ぶタイプなら、どうぞ、回り道をしてきてください。としか言えません。
ファスティング中は身体が飢餓状態で命の危険にさらせれる状況に身体は緊急事態宣言状態です。
そこに必要な栄養素を送る役割が酵素ドリンクです。
つまり、酵素ドリンクが一番重要な役割をしています。
その選び方、そして、どんな飲み方をしていくのか、といった指導があってこそ、ファスティングの効果をしっかりと実感できるようになるんだと私は自分の今までの体験から、実感しました。
なので、自己流のファスティングは時間のムダなように思います←自分がやったからこそ、これがいえると思うwほんと、ムダだったしもっと早く知りたかったです。
しかも断食宿では10万円も使ってしまったし・・今思えば高い勉強料でしたね。
まあ、なにかわからないことがあれば、お気軽にご相談くださいね★