マクロビのお店に通い詰めている友達がいて、先日彼女からの質問がありました。
「はちみつって食べちゃいけない食品、ってマクロビでは聞いたんだけど、本当かな?」
確かに「はちみつ」と言えば、昔から体にいい食品の代表と言われてきましたね。
だけど、日本の現代では通常スーパーに並ぶはちみつには、昔のような良質な栄養ではなくなってしまったものが並んでいる可能性があります😿
この辺について、お話していきたいと思います❣
はちみつの栄養が粗悪かもしれない?その理由
もともと昔ながらのはちみつというのは、蜂さんがお花の蜜をとって集めてそれをため込んだハチの巣から、人間様が盗んで、自分のものにせしめたものでした。
これはとっても貴重なはちみつだったんですよね。
ところが最近は、はちみつ専門店がすごーーく増えているんですが、それだっていろいろ怪しい・・選びにくい時代になってしまっている現状を今一度確認しておきましょう。
養殖の蜂さんは、蜜を食べるのはごくわずか
養殖の蜂さんは、天然の蜂さんと違います。
餌は、人口で用意したものです。
砂糖水だったり、ネットやスーパーで購入したハチミツにグリセリンなどを混ぜたものを木に塗ったものが餌のメインとなります。
天然に育った蜂さんは天然の蜜が餌
天然の蜂さんなら、樹液や花の蜜なので、花や木によっていろんな栄養が変わるんですけど、養殖の蜂さんは白砂糖なんですよね💦
お砂糖を餌に育った蜂さんは、当然昔元来のはちみつの栄養とは違うわけです。
そりゃ、天然の蜂さんのはちみつのほうがばり高い、というのは仕方ありません。
はちみつの栄養価の実態とは?
餌だけではなくて、人間の身体の健康を考えると今一つ考えてしまうところもあるんですよ。
はちみつは単糖類ですが
はちみつは当然糖質です。糖質ってほんと美味しいですよね。
はちみつの糖質は、糖類にも分類できますが、単糖類に入ります。
ごはんや蕎麦、イモなど糖質にはありますが、二糖類だったり多糖類だったりして複数の糖類で構成されています。
これとは違うわけです。ここがポイントです。
吸収されやすいのはメリットか?
つまり、単糖類は1種類の糖類でできているので、とても吸収が良いんです。
吸収が良い、というのは体力が弱っているときにいただくとエネルギー補給としてナイスなんだけど、通常のときはマイナス面も大きいんです。
すぐにエネルギーに変換されちゃうので、血糖値をあげやすい特徴があります。
よって太りやすいので要注意だったりするんですねー。
天然のはちみつの栄養価について
単糖類だから血糖値があがりやすいといっても栄養価は素晴らしいです。
- カルシウム
- ビタミンB群
- 葉酸や鉄
- 約27種類のミネラル
- 花や樹液による酵素
上記のような栄養素を含むはちみつは単糖類ではなく二糖類以上でできているはちみつです。
ただし、自然に放たれている蜂さんからの蜜でないと、たっぷりと味わうことはできません。
おそらく小さい瓶詰でも3,000円くらいするような高級品にしかこの効果はないでしょう。
値段の安いはちみつはすべて単糖類で白砂糖が原料のもので蜂さんが集めたもの。
そんな蜂さんですが・・
蜂さんの一生で採取できるはちみつとは
なんと一匹の蜂さんが生きているあいだにとれるはちみつってどんだけ?って調べると👇
一匹のミツバチが一生かかって集めることのできるはちみつの量は、わずかティースプーン1杯にも満たない程の量。
参考元:山田養蜂所
ひょえーーー。
値段が安いわけないですよね。そりゃ、高級だわ。蜂がいたら、大事にしなくちゃ。
まとめ
はちみつの栄養価は、昔から高かったんだけど・・どうしたって、最近のお手軽に買えるはちみつはそれとは違う品物になっていて、はちみつとは名ばかりなんですね。
なので、はちみつの栄養が疑わしいとか、マクロビの世界では使わないほうがいい、という学びに結びついてしまう、、、ということなんですね。
残念なことですが、広告マーケティングの世界では、「はちみつって栄養があるので積極的にとろう!」って単純にうたっちゃうんですね。
しかし、「それははちみつではありません」と自分の心の中で否定していかないと、間違った情報のままに他の方にもそのまま伝わってしまう・・・
ましてや、小さな子供さんまで、受け売りになっちゃうので、マクド◎ルドみたいな食べ物であるという知恵をもって、正しく食を選んでいきたいですね。