風邪をひいたときってご飯を食べないほうがいいって聞いたんだけど本当ですか?って質問をされました。
「風邪をひいたら断食すると効果的ってyoutubeで、言っていたのを見たんだけどあれって本当ですか?」って聞かれました。
さて、この問題についてです^^
風邪をひいたら食べない→正解◎
たしかに風邪をひいているときや引き始めのときは、食事をしっかりとらない方がいいです。
お腹いっぱい食べるよりも、腹八分、もしくは腹6分目くらいで抑えるほうが体調を回復しやすいんですね。
我慢ができるなら、最低限の栄養素をとるというのがいいですし、特に食欲がないなら水分だけとっていれば1-2日くらいなら食べずにいても大丈夫です。
風邪をひいたら食事で栄養をつける→間違い×
一昔前は、風邪をひいたら栄養をつけてあとはとにかく寝る、のが一番養生できる、みたいに言われてきましたよね。
でも、それでは逆効果です。
いっぱいご飯を食べてしまうと、食べ物を消化するほうに身体の力は注がれてしまいます。
消化が終わってから、やっと病気のウイルスと戦ってくれるようになります。
食べ過ぎれば、消化する時間がそれだけ長くなるので、いつまでたっても風邪はよくなりません。
風邪をひいたときの身体の仕組み
では風邪をひき始めたときって身体のなかではどうなっているのでしょうか?
ウイルスに感染したときの状態
まだ悪寒を感じるまででないときは、鼻がつまったり、鼻水が急にでたり、のどがイガイガしたり痛みがでたり、咳がでたり・・といったなにかしらの症状がでてきます。
このとき、体内に入り込む手前のところで、なんとかウイルスを身体の中に入れないようにしようと抵抗している状態です。
無理に鼻づまりや咳を止めないほうがいいのはわかりますよね?
体温上昇→ウイルスを撃退中の状態
ウイルスが体に侵入したら、体の熱をあげてウイルスを退治しようとします。
外敵の侵入情報を脳で体温調節の司令塔となっている視床下部に伝えます。
外敵侵入の情報を得た視床下部は、体の各部に体温を上げるように指示を出します。この指令にもとづき、寒さを感じて服をきたり、布団にくるまったりします。同時に、皮膚の血管が収縮して熱放散を抑える反応が開始されます。
また筋肉をふるえさせて熱産生をうながします。これらの活動により、体温が上がるのです
参考元:テルモ
風邪をひいて断食するときの3つの注意
では、風邪ひいたときに何も食べないで断食した場合で注意しておくべきことを3つ紹介します。
①水だけ断食はあまり長いと体力がもたない
食欲がないようなら、とにかく水分はたくさんとるようにしていれば食べなくてもいいでしょう。
ただ、もともと栄養が普段からとれている人ならいいのですが、そうでない人は栄養不足のため免疫細胞の戦う力が弱くてなかなか回復できないことがあります。
そんな人は食べられるのなら、消化のしやすいお粥を少しずつでもいいので補給してくださいね。
②ビタミンミネラルが不足しやすい
本当は風邪などウイルスが体に入り込んだ時に必要な栄養素は、ビタミンやミネラルです。
特にビタミンCは1時間ごとに補給するつもりで、ちょこちょこ入れると効果がでやすいです。
③果糖入りヨーグルトはかえって栄養不足に
何も食べれず、力不足になるなら、せめてヨーグルトでも、、ととりたくなりますが、どうせ食べるならブドウ糖果糖液糖などが入った加工品ではなく、糖分なしのヨーグルトにはちみつやメープルシロップをかけていただく、というほうがいいでしょう。
病気のときこそ、なるべく加工品でないものを入れるようにするといいですよ。
風邪をひいたときに良いミネラルファスティング
風邪をひいたときに、水だけでなく最低限の栄養素を入れながら断食をするというのなら、理想的です。
栄養素がすでに発酵熟成していて成分化されているので、体のなかで消化する必要がありません。
腸まで届く成分だけで構成された酵素ドリンクを補給して過ごせば、胃腸に負担をかける必要がありません。
免疫細胞の活性化にも役に立つので、あとはしっかりお水をとれば安心ですね。
ちなみに、免疫力の低下を抑えてくれる食事として紹介があるので、自分で作りたい人の参考にもなりそうですね。
風邪の引き始めに作りたいレシピ